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Rolfing

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Rolfing®

ロルフィング
について

「地球重力を味方にする」ためにアイダ・ロルフ博士が創出したRolfingは、筋膜を主体とした人体構造の潜在的な可能性を開発し具現化するために創られたStructural Integration(人体構造の統合)のための手技によるre-education(再教育)です。
ロルフ博士が1971年に創設した米国Dr.Ida Rolf Institute(旧Rolf Institute)の公認Rolferによって、現在のRolfing basic10とAdvanced Rolfingとして世界各国で実施されています。

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Fascia

筋膜
について

Fascia(筋膜)と名づけられた結合組織は、人体を構造的にも機能的にも支えている最大の器官です。
ロルフ博士が研究しRolfingを創出した1900年代には医学的な関心がほとんどありませんでしたが、2000年以降Dr.Ida Rolf Instituteの研究成果が一般的な理解を得て、現在では多くの医学的研究が発表されています。

Rolfingにとって筋膜構造は、スパイダー・ウェブと称される人体内の3次元情報伝達網であり、これによって人体は統括的な情報共有を可能にすることで、構造的にも機能的にも健全なバランスを刻々と作り出しています。
同時に、この筋膜構造は学習した習慣的情報を記憶するような性質をもち、そのため知らず知らずのうちに構造的にも機能的にも“癖”が固定されていきます。その結果、筋膜構造が癒着や萎縮などの不具合を生じ、それが様々な機能・構造の不自由や障害の原因となっていきます。この癒着や萎縮が長期間に継続されると、体の自然な復元力だけでは筋膜構造が本来もっている“改善への動き”が開始できなくなります。
Rolfingは、こうした状態の筋膜構造に“改善への動き”を開始させ、筋膜構造本来の自然な復元力を再生させます。

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Rolfing®
Basic10

ロルフィング
ベーシック10

Rolfing Basic10は、ロルフ博士が40年の歳月をかけて完成させた「Rolfing哲学の基本原則」を含んだレシピを、直接的に体が学ぶことのできる10回のセッションです。そのレシピは、10のテーマとストーリー性のある手技によって「姿勢を再構成する」ためにロルフ博士が完成させた体系的なプログラムです。
このBasic10のセッションについてロルフ博士は『年齢の数だけ学ぶ』ことを薦めていたといいます。それは、Rolfingを“再教育”と位置づけたロルフ博士の哲学的原点が「原因と結果の法則(因果の法)」にあるからです。
私たちは、“我力による緊張パターン”を知らず知らずに習慣化した結果、自分自身を不自由にしています。Basic10は、そうした我力による緊張のパターンが開放されるように促しながら、同時に“重力を見方につける”ことを10段階で体系的に学習していきます。
Basic10を例えれば、初めの10回が“基本的な義務教育”です。その後に様々なイノベーション・シーンでRolfing Basic10を繰り返すことは、基礎力の見直しと応用力の増幅のバランスをもった“生涯学習”といえます。

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Advanced
Rolfing®

アドバンスド
ロルフィング

もともとロルフ博士がRolfingを創出した動機には、博士自身の身体的問題と息子の側湾症の改善を、外科的な方法を用いず、体に潜在する能力の開発によって自然に行いたいという願いがありました。
ロルフ博士は、世の中に当たり前のようにある体の苦しみの原因が、「重力を敵にまわした結果」だと考察しました。そして、「重力を味方にする」ための「筋膜を主体とした身体構造へのアプローチ」であるRolfingを用いて、常習化した“緊張パターン”から体を開放し、体のバランスを取り戻すことを目指しました。その結果、体を流れる重力自体が“体が自らを癒すための治療家”として働くことを助け、多くの人々の生活と人生の質を向上させることに寄与したのです。
私たちは、ロルフ博士の原因への探求心を受け継ぎ、積極的な“生命エネルギーの効率化”を具現化するためのセッションを目指しています。
私たちのAdvanced Rolfingは、個人的ニーズにむけたRolfingであると同時に、より積極的なバランス改善を目指したセッションです。回数や期間は、クライアント個別の必要性によって異なりますが、以下の様な改善のご報告を頂いています。どうぞ、ご相談ください。
●高緊張に伴う慢性的な運動機能に関わる疾患の改善例(側湾、慢性的な腰痛、ぎっくり腰、頚部の慢性的緊張からおこる頭痛や肩こり、腕神経症や手首・手指の症状)
●各種の内科的症状の改善例(肥満の減量、糖尿病を原因とする足や足首の症状、甲状腺疾患に伴う症状、脚部静脈瘤)